駐日ハンガリー大使館ハンガリー文化センター主催、ミュオグラフィ・アート展「宇宙からの贈り物」(中島関西ハンガリー交流協会事務局長の作品も展示)

1、開催日時:5月13日(木)~6月6日、10:00-17:00(入場無料、最終入場は、16:45、休館日:土、日、祝日)
2,場所:ハンガリー文化センター(東京都港区麻布十番3-8-1)
3,主催:駐日ハンガリー大使館 ハンガリー文化ンター
4、協力:関西大学ミュオグラフィ・アート・プロジェクト、東京大学国際ミュオグラフィ連携研究機構、東京大学ミュオグラフィ・リベラル・アーツ・プロジェクト、及び国際美術研究所
5.ミュオグラフィ、及びミュオグラフィ・アートについての説明
(1)ミュオグラフィとは、宇宙に由来するミュオンという素粒子を利用して、火山、ピラミッド、古墳など巨大物体を透視する最先端技術です。ハンガリー科学アカデミー・ウィグナー物理学研究センターは、軽量かつ安価で、解像度に優れる画期的な粒子検出器を開発し、その検出器は、東京大学地震研究所が開発したミュオグラフィ観測システムに組み込まれ、ミュオグラフィ技術の高度化の一翼を担っています(2015年に、ハンガリー科学アカデミーと、東京大学地震研究所は、学術交流協定を結び、その翌年にIP協定を締結しました)。
(2)ミュオグラフィ・アートは、ミュオグラフィをモチーフにしたアートです。目に見えないミュオグラフィをアートという表現方法で、可視化しています。最先端科学をアートを通して、お楽しみください。なお、作品の一部は、ハンガリー文化センターのホーム・ページに、掲載されています。
5、その他
中島裕司関西ハンガリー交流協会事務局長(博士:芸術制作、大阪芸術大学非常勤講師)は、保育社より、英国の書籍「アートって何だろう――初めてアートに出会う本」を翻訳され、出版されています。



茂木外務大臣、ロンドンでのG7外相会議後訪問したポーランドで、シーヤールトー・ハンガリー外務大臣と会談

5月7日付の外務省のホームペ―ジによりますと、茂木外務大臣は、ロンドンでのG7(主要7か国)外相会議に出席後、ポーランドを訪問しました。同日、ワルシャワで「V4+日本」対話・協力の一環として、ハンガリー、スロバキア、及びチェコの外務大臣とも、個別にバイの会談を行いました。茂木外務大臣とシーヤールトー外務大臣の会談の概要は、次の通りです。なお、V4〈ヴィシェグラード4〉は、ポーランド(現議長国)、ハンガリー、スロバキア及びチェコによる協力の枠組み。1991年ハンガリーのヴィシェグラ―ドで創設。首脳、外相、高級事務レベルの対話に加えて、科学技術、第三国支援、防災、環境等の幅広い分野で、「V4+日本」の協力が進められていますので、申し添えます。

1、茂木大臣から、3月の東京での外相会談以来の再会をうれしく思うと述べたうえで、7月からV4議長国となるハンガリーと、「V4+日本」協力を推進していきたいと述べました。シーヤールトー大臣は、3月の訪日は、非常に有意義であり、茂木大臣との間で、本年2回目の意見交換の対面の機会を持てることは、大変うれしい旨述べました。
2、両大臣は、日系企業によるハンガリーへの新規投資を歓迎したうえで、経済関係を強化していくことで一致しました。
3、茂木大臣から、「自由で開かれたインド太平洋」に向け、ハンガリーとも、連携したい旨述べ、シーヤールトー大臣からは、国際法尊重の重要性についての理解が、表明されました。
4、両大臣は、中国や、北朝鮮等の地域情勢についても、意見交換を行い、茂木大臣から、拉致問題の即時解決に向けた理解と、協力を求めました。

ハンガリーのコロナ・ウイルス感染状況〈在ブダペスト盛田常夫元法政大学教授からの情報)

1、欧州では、ワクチン接種が進み、夏の観光シーズンに備え、ワクチン・パスポートや、接種証明書による入国隔離免除が検討されています。
ハンガリーは、すでに周辺国との二国間協定で、相互の接種証明書を提示することで、隔離なしの国境通過を認めています。
2,ハンガリーでも、接種証明を提示すれば、温泉や、プールへ入場できるようになりました。コンサートや、フィットネス・クラブの使用も、同様な基準で行われます。レストラン内部での食事も、証明書の提示が必要です。証明書のない人は、外のテラスのみの使用になります。
3,ハンガリーでも、ワクチン接種が人口の4割を超え、新規感染者は激減し、人口呼吸器装着の患者が、511名にまで減りました。しかし、人口呼吸器装着の患者8割以上が、命を亡くしています。
4,ハンガリーでは、すでに夏季五輪、冬季五輪の参加見込みの選手へのワクチン接種は、終わっています。また、ハンガリーでは、4月中に五輪参加見込みの選手で、希望者全員に、モデルナ製のワクチン接種が、完了しました。ただし、868名の予定選手のうち、103名が接種を希望しなかったようです。別の理由で、接種を控えた選手を除き、希望者全員に、接種が完了しています。したがって、国外の事前合宿も行われています。

日清食品(本社:東京及び大阪)、ハンガリーでの工場に追加投資を発表

1,4月22日付の在ハンガリー日本大使館のホームページによりますと、同日、日清食品(インスタントラーメンを中心とした食品加工会社)による追加投資を発表する記者会見が、ハンガリー外務貿易省で、開催され、大鷹駐ハンガリー大使が出席しました。2004年にケチケメート市に進出済の同社は、同市の工場設備の増強、及び倉庫拡張の投資を発表しました。
2、式典は、ハンガリー日清の倉田ディレクターの挨拶に続き、セベレーニ・ケチケメート市副市長、及びシ―ヤールトー外務貿易大臣が、祝辞を述べました。記者会見の様子は、大鷹大使のフェイスブックでも、紹介されています。

繊維メーカーのセーレン社(本社福井市)、ハンガリーに自動車用シート素材製造工場を建設

1,4月16日付の在ハンガリー日本大使館のホームページによりますと、同日セーレン社のハンガリー進出を発表する記者会見が、ハンガリー外務貿易省で開催され、大鷹駐ハンガリー日本大使が、出席しました。式典では、セーレン社の川田会長(ビデオ・メッセージ)に続き、ホッパール・ハンガリー日本友好議員連盟会長(ペーチ市選出の国会議員)、シーヤールトー外務貿易大臣が、祝辞を述べました。同社はペーチ市に自動車用シート素材製造工場を設立します。
2,大鷹大使によりますと、ハンガリーには、現在160社以上の日本企業が進出しており(昨年12月30日の当協会のブログをご参照)、また、3月来日したシ―ヤールトー外務貿易大臣は、NHKのインタビューで、「日本企業はハンガリー経済に、大きな役割を果たしている」と述べています(3月30日の当協会のブログをご参照)。
3,なお、表題の件につきましては、パラノビチ・ノルベルト駐日ハンガリー大使のツイッターにも、掲載されています。

ハンガリーのコロナ・ワクチンの接種状況(4月25日付朝日新聞)

4月25日付朝日新聞は、諸外国のコロナ・ワクチンの接種状況についての記事の中で、EUとハンガリーの接種状況について、下記の通り、記載しています。
1,EUは加盟国を代表して、欧州委員会が製薬会社と契約している。アストラゼネカなど、4種類のワクチンを承認したが、生産の遅れなどで、接種は全体の約2割にとどまる。不満を抱える市民も多く、独自路線を選ぶ国もある。
2,ハンガリーは、EU未承認のロシア製や、中国製のワクチンの接種を2月に始めた。接種率は、EU加盟国の中でも、高いとみられ、約4割が中国、ロシアのワクチンだという。

ハンガリー語学科のある大阪大学外国学部が、この4月に大阪府箕面(みのおし)市内の新キャンパスに移転(NHK/BSテレビが番組で放送)

1,大正10年(1921年)以来、世界の地域と言語を研究している大阪大学外国学部(旧大阪外国語大学)が、創立100年のこの4月に新設のキャンパスに移転しました。旧大阪外大は、作家の司馬遼太郎を輩出したことで、有名です。
2,4月9日放送のNHK/BSテレビ「BSプレミアム」は、「大阪大学外国学部の大引っ越し」とのタイトルの番組で、その状況を、紹介しました。
教授の研究室には、研究書とともに、古代の貴重な経典、アジア・アフリカの少数民族の衣装や民具まで、各地から集めた物品であふれていましたので、引っ越しは大変でした。
3,番組では、ハンガリー語学科の早稲田みか教授の最後の授業も、放送されました(早稲田教授は、3月で退職、現在は名誉教授)。早稲田教授は、その中で、ハンガリーのカロチャ地方の刺繍について、刺繍を示しながら、説明しました。
4.ネットのWikipedia掲載の早稲田教授執筆の「大阪大学外国語学部ハンガリー語専攻ご紹介(2013年「生産と技術」第65巻第2号」掲載)によりますと、ハンガリー語学科の設立の経緯等は、次のとおりです。
(1)2013年現在、ハンガリー語は、複数の日本の大学(関西外国語大学、城西大学、東海大学、東京外国語大学)で、教えられている。
専攻外国語として、専門的に学べるのは、日本では、大阪大学外国語学部だけである。
(2)1993年4月に、当時の大阪外大に、ハンガリー語専攻が、開設された。
(3)大阪外大は、2007年10月に、大阪大学に統合された。
(4)(2013年現在)ハンガリー語専攻の入学定員は15名、専任教員は日本人教員2名と、ハンガリー人教員1名である。

ハンガリー出身で、米国の数学、物理学者で、電子計算機の父ジョン・フォン・ノイマンの伝記のご案内

ハンガリー出身で、米国の数学・物理学者で電子計算機の父、人類最高の知性と言われているジョン・フォン・ノイマン(1903-1957年)の伝記「フォン・ノイマンの生涯」、ノーマン・マクレイ著、ちくま学芸文庫マー50-1が出版されましたので、ご案内します。以前に朝日新聞社より出版されていた本の文庫版です。ノイマンの詳細については、ネットのWikipediaをご参照下さい.

パラノビチ・ノルバート駐日ハンガリー大使のツイッターのご案内

スマホで、「ハンガリー大使ツイッター」を検索しますと、最新のパラノビチ駐日ハンガリー大使の画面が現れ、簡単に読むことが出来ます。そこで紹介されているリンクから、ハンガリーについての話題や、様々な文化的な情報も、得られます。
パラノビチ・ノルバート駐日ハンガリー大使@HUNBASSADORを、アクセスしてみて下さい。
大使のツイッターは、パソコンでも、閲覧出来ます。

ファイザー社のコロナ・ワクチンの開発に貢献したハンガリー出身で、米国在住のカタリン・カリコ博士〈朝日新聞からの転載)

ハンガリー出身の生化学者で、ファイザー社のコロナ・ワクチンの開発に貢献したカタリン・カリコ博士(女性、66歳、米国在住)について、3月26日付の朝日新聞が、一面の「天声人語」欄で、記述していますので、下記に転載させて頂きます。なお、表題につきましては、当協会のホームページにも、関連情報が記載されていますので、御参照下さい。又、在ブダペストの盛田常夫元法政大学教授によりますと、ハンガリーでは、カリコ博士については、週刊誌的な取り上げ方はせず、時折、インタビュ-記事が掲載される由です。

1,新型コロナウイルスのワクチンの源流をたどると、テディベアがある。おかしなことを言うようだが、それが開発に貢献したカタリン・カリコ博士の物語だ。東欧ハンガリーの若手研究者だった1985年、「鉄のカーテン」を越え米国へ渡ることを決めた。
2、米CNNなどによると、車を売って手にしたお金をクマのぬいぐるみの中に隠し、夫と娘の3人で出国した。ウイルスそのものを使わずにワクチンを作るmRNA(メッセンジャーRNA)の研究を続けるために大学に籍を置いたが、道は険しかった。
3、従来型のワクチンはウイルスを鶏の卵で増やして作る。mRNAはウイルスの遺伝情報だけを使うので、短期間でワクチンができると考えられた。しかし、成功の可能性は低いと見る人は多く、助成金を申請しても却下され続けたという。
4、「普通なら、さよならと言って去るところだ」とカリコ博士は後に語ったが、その時は決して諦めなかった。やがて同僚の研究者とともに、有効な方法を開発する。それがファイザー社などのコロナワクチンの基礎になった。
5,コロナの感染拡大の当初、有効なワクチンは簡単にはできないと見る専門家は少なくなかったが、悲観論は覆えされた。接種の進むイスラエルや英国などでは効果が出ている。日本でも、来月にも高齢者への接種が始まる。
6、「”研究は君にとって娯楽だね”といつも夫から言われる」とカリコ博士は米メディアに語っている。情熱とアイデアが、医学を前に進めている。

ハンガリーのコロナ感染状況(4月1日現在)、及びハンガリーの周辺国の状況(在ブダペスト盛田常夫元法政大学教授からの情報、その2,)

I、ワクチン接種の現状
1、接種を希望しない教職員は、学校構内への立ち入りが禁止になる可能性があるが、実際どうするのか、現在まで政府の方針は、決められていない。ワクチンへの疑念がある人だけでなく、リモート授業が楽だという教員が、接種を受けないというケースも見受けられる(別荘地から、リモート授業している教員のケース)。
2、先週末には、緊急措置として、妊娠中期以降の妊婦への接種(希望者)が行われた。ファイザー製と、モデルナ製のワクチンが使用された。
2回目のワクチン接種は出産後、6週間を経過した後となる。
3、ワクチン接種は接種希望者で、政府のホームページでの登録を終えた人々だけが、対象になる。希望者で接種を受けていない人の数は、100万人で、4月中には、希望者全員の接種が終わると考えられる。ちなみに筆者〈盛田元教授)はやや遅れて、2月中旬に接種登録を行った、3月中旬になって、スプートニク(ロシア製)の接種ができるという連絡(メール及びSMS)を受けたが、これを断った。かなり後回しにされると思ったが、10日ほどして、地区の診療所医師からファイザーの接種が予定されていると連絡があり、その後、メールと電話で,接種場所と時間の指定を受けた。
4,ハンガリーでは、健康保険証番号を通して、全てのデータ追跡が行われている。既往症も病院の診断歴もすべて、医師が保険証番号にアクセスすれば、開示される。保険掛け金の滞りがあれば、診療や、薬剤の提供が自動的に停止されるようになっている(コロナの接種だけは、被保険資格を失っても可能)。また、薬剤の購入は保険証番号を薬局で示すだけで可能になる。医師はクラウドに処方箋をアップロードするだけであ
る。病院現場でのサービスは良くないが、データの電子化と、それを使ったサービスは、かなり進んでいる。
5,筆者〈盛田元教授)の接種場所は、センメルワイス医科大学心臓病病院(ブダペスト12区)で、接種指定時間付近には、常に10-15名ほどの行列ができていたが、医科大学生などの学生が次々と人々を案内し、10分程度の待ち時間で接種を受けた。当日は、妊婦への臨時接種が開始されたこともあって、若い女性が多数接種を待っていた。接種後は特に指示がなく、直ぐに帰途に就いた。
6,1回目の接種をうけた人々に、順次プラスチック製の接種証明カードが送られているが、ワクチンのタイプは記されていない。とりあえず、ハンガリー政府が発行するものだが、EU基準が導入されれば、新たなカードの発行が必要となろう。

II、ハンガリーの周辺国の状況
1、先週末、セルビアでは、予約なしで、無料で接種が受けられることを宣言した。しかも、外国人も受けられるというので、周辺諸国からの外国人がセルビアの接種アポイントの行列する光景がテレビで、放映された。ファイザー製のワクチンが接種されていた。
2、チェコ政府は、ロシア製のワクチン導入を検討しているが、いまのところ、EU薬事局の許可のないワクチン接種を行わないと宣言している。
3、スロバキア政府は、ロシア製のスプートニクを輸入したが、閣内不一致で、首相が辞任することになり、事態は混迷している。スロバキアでは、昨年2度にわたって、国民の半数を動員した大規模なPCR検査と、抗体検査が行われ、高く評価されたが、感染拡大が止まらず、いったい
あの検査が何だったのかという問題が発生している。治療薬がない現状で、検査を行うだけでは、何の解決にもならないことが、明確になった。
4、オーストリア首相は、EUのワクチン輸入が遅れていることを批判しており、Sputnik輸入の検討を始めた。
5、以上のように、欧州では、感染拡大が止まらず、経済活動の停止による損失が大きいので、ワクチン接種の拡大によって、経済活動再開を速めるという方向が追及されている。

ハンガリーのコロナ感染状況(その1)(4月1日現在、在ブダペスト盛田常夫元法政大学教授からの情報)

1,感染状況
4月1日のハンガリー政府の発表によれば、過去24時間の新規感染者数は9,288名で、死者は258名(累計死者は20,995名〉、病院での治療者は12,062人、うち人口呼吸器装着者は1,512名となっている。感染者、死者、重症者数の増加傾向が止まってっいない。ハンガリーの人口呼吸器数は、2,300台前後と言われており、重症者の数の増加を止めることが、緊急の課題になっている。
2、新規感染の構成者の構成
これまで感染した人は、およそ66万人で、回復者(死者)を除く現在の実効感染者数は、23万人となっている。新規感染者の年齢構成は、以下の通り。(1)新規感染者の平均年齢は、45,7歳。(2)30-39歳が15%。(3)40-49歳が23%。(4)50-59歳が17%。
3,学校再開の条件
最近の特徴は、英国変異株による感染がほとんどで、若い年齢層の感染者が増えている。若い感染者から、家族構成への感染が多く見られる。学校や、大学が休校となる中、若い人々は、個別に集まり、感染を増やしている考えられる。政府は、4月19日の学校再開を目指しており、その後に、店舗の再開を予定している。学校再開のために、4月1日から教職員への特別接種を開始した。
4、ワクチン接種の現状
これまで1回目のワクチン接種を終えた人は、200万人を超え、うち80万人弱が、2回目の接種を終えている。接種率は、20%と、EU内では最も高くなっている。ハンガリーでは、EUの薬事局が許可したワクチンだけでなく、ロシア製のスプートニクと、中国製のワクチンが、接種されている。ただし、中国製のワクチンの評判(イメージ)がよくなく、希望すれば、いつでも地区の診療所で、中国製のワクチンを受けられる状況になっている。4月19日の学校再開に向けて、4月1日より学校・幼稚園・保育園の教職員への特別接種が再開された。これまで、50名の学校教職員が死亡したと、公表されており、教職員へのワクチン接種によって、児童・生徒・学生を介した感染を防ぐために、ファイザー製のワクチンが摂種される。今週一杯で、教職員の接種が終わる予定。この接種も希望者のみへの接種になるが、全職員の4分3が、接種を希望している。

ハンガリーのシ-ヤールト―外務大臣のNHKとのインタビュー

I、国連の「犯罪防止刑事司法会議」(京都コングレス)に出席したシ-ヤールトー外務大臣は、3月9日、NHK・BS1の番組「国際報道」の池畑修平キャスター(当時)と、オンライン・インタビューを行いました。同日夜放送されたインタビューの概要は、番組のテキストによりますと、下記の通りです。なお、外務省のホーム・ページの3月9日付報道発表によりますと、同日、茂木外務大臣は、シーヤールトー外相と会談を行いました。また、2月15日の報道発表によりますと、V4〈ヴィシェグラード4〉発足30周年に際し、茂木外相は、V4各国の外相(ハンガリー、スロバキア、チェコ、ポーランド)宛て、祝意を発出しました。両報道発表につきましては、外務省のホーム・ページをご参照ください。

(1)EU当局が許可していない中国やロシアで開発された新型コロナ・ワクチンを(EU加盟国の)ハンガリー国民に接種していることについては、「EUによるワクチンの調達は遅く、供給された量も、想定より少ない。国民の命を守るには、必要だった」と述べました。
(2)そのうえで、ワクチンの供給を受けることで、中国などの影響力が強まるという見方が出ていることについては、「ワクチン購入の交渉にあたって、外交政策について、話をしたわけではない」と述べて、こうした見方は、あたらないという考えを示しました。
(3)ハンガリーのオルバーン政権は、自国のメディアへの介入を強めているなどと指摘されていますが、シーヤールト―外相は、「報道の自由が脅かされているというのは、フェイク・ニュースだ」と主張しました。

2,他方,シーヤールトー外相は、表題のインタビューで、下記も、述べました。
(1)今回の訪日は、会議出席の他、日本や東南アジアとの関係を深めるのが、目的だ。
(2)在ハンガリーの日本企業は、ハンガリー経済に、大きな役割を果たしている。
(3)EU加盟国は、歴史や置かれている状況が異なるので、批判するだけでなく、尊重することが、EU強化につながる。

ハンガリーの著名な作曲家バルトークの子息による著書「父・バルトークーーー息子による大作曲家の思い出」のご案内

3月22日付の朝日新聞に、表題の著書の広告が掲載されていますので、ご参考までに、下記にご紹介いたします。

「1、大作曲家バルトーク、知られざる後半生の真実とは。
教科書にも載るハンガリーの大作曲家バルトーク。その後半生(日常生活や作曲活動、性格など)を次男ぺーテルが詳細に記述した貴重な著作。
親子で交わした大量の書簡集と、数々の貴重な写真も収載。
2、著者等:ペーテル・バルトーク。村上泰裕訳。定価4,000円(税抜)
3、出版社:スタイルノート (電話042-329-9288、東京都国分寺市南町2-17-9-5F)」

日本ハンガリー友好協会副会長で、著名な指揮者の小林研一郎氏が、2020年度の日本芸術院賞、恩賜賞を受賞

1,3月19日付の朝日新聞によりますと、芸術分野で顕著な業績をあげた人に送られる2020年度の日本芸術院賞に、指揮者・作曲家の小林研一郎氏(80歳)ら6人が選ばれました。受賞の対象は、長年にわたる音楽芸術文化全体に及ぶ幅広く卓越した活動です。
この度の受賞を、衷心よりお祝い申し上げます。益々のご活躍を祈念いたします。

2,小林氏は、福島県出身ですので、3月19日のネットの「ヤフー・ジャパン・ニュ―ス」に、「福島民報」紙の関連記事が、掲載されています。ご参考までに、その要旨を下記に転載させて頂きます。
(1)日本芸術院は、3月18日、優れた芸術活動を表彰する2020(令和二)年度の日本芸術院賞に、いわき市出身の世界的指揮者・作曲家の小林研一郎さん(80歳)を選んだと発表した。小林さんは、特に業績が顕著として、恩賜賞も贈られる。
(2)小林さんは、日本フィルハーモニー交響楽団桂冠名誉指揮者、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦交響楽団桂冠指揮者などを務めている。情熱的な指揮ぶりで、「炎のコバケン」と称される。国内外で、高く評価されており、日本の音楽文化の発展に貢献してきた。東京芸術大名誉教授も務め、多くの若手音楽家を育てている。
(3)磐城高校、東京芸術大音楽部作曲科、同指揮科卒。1974年、ブダペスト国際指揮者コンクールで一位、特別賞を受けた。1988年、日本フィル首席指揮者、2014年に桂冠名誉指揮者となった。2011年に、文化庁長官表彰、2013年に旭日中授章を受けた。2020年には、ハンガリーの最高位の勲章「ハンガリー国大十字功労勲章」を受賞した。
(4)作曲家としても活躍し、1999年の日本・オランダ交流400年記念依嘱作品「パッサカリア」は、各地で再演されている。
(5)東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生後、福島県内で、たびたび公演を催し、福島県民を元気ずけている。小林さんは、「とても光栄。支えてくれる人達に、感謝したい」と喜びを語った。

コロナ感染拡大阻止のためのハンガリー政府の新たな制限措置(3月4日発表、在ブダペスト盛田常夫元法政大学教授よりの情報)

1,3月4日の発表によりますと、3月1日のコロナ新規感染者数が6,278人、死者が152人、入院患者が6,554人、うち人口呼吸装着者が639人となり、コロナ感染の拡大措置のために、ハンガリー政府は、新たな制限措置を導入しました。

(1)幼稚園、小学校は4月7日まで休園・休止。高等教育は、これまで通り、リモート授業。
(2)3月8日から3月22日まで、食料品店、薬局、ガソリン・スタンドを除くすべての店舗の休業。
(3)私立のクリニックを除き、すべてのサ-ビスの提供の停止。
(4)フィットネス・クラブの2週間の休業。スポーツ・イベントや、トレ-二ングは、無観客で許可。
公園は、開放。野外での散歩などは、一定の距離をとること。
(5)可能な限り、ホーム・オフィスを選択すること。
(6)屋外でのマスク装着の義務。
(7)国境の往来の制限。
(8)ホテルや、レストランなど、これまで賃金保障と、減税措置を受けてきた事業は、引き続き、営業禁止期間も、支援を受けることが出来る。

2,3月1日から施行された新たな医療制度改革(医療従事者へのチップの廃止等)によって、11万人の医療従事者のうち、およそ5,000名が、契約書の署名を拒み、公的医療機関から離脱したことがわかりました。

文化庁長官に、著名な作曲家の都倉俊一氏が、4月1日付で就任(ご尊父は、元駐ハンガリー日本国大使の故都倉栄二氏)

1,3月6日付の朝日新聞によりますと、「あずさ2号」「「五番街のマリーへ」「どうにもとまらない」等多くのヒット曲を生み出した著名な作曲家で、日本音楽著作権協会の前会長で、特別顧問の都倉俊一(とくら・しゅんいち、72歳)氏が、4月1日付で、文化庁長官に就任されます。

2、萩生田文部科学大臣は、3月5日の定例記者会見で、「音楽や、舞台関係者との様々な気脈を通じたものもあるので、現場の声をくみ上げ、コロナ禍収束した後に、どうやって文化を再起動させていくかにも、力を尽くして頂きたい」と述べました。

3,なお、ネットのWikipediaによりますと、都倉氏のご尊父の都倉栄二氏は、1773年より75年まで、駐ハンガリー日本国大使を務められました。当時、都倉氏はハンガリーを訪問されたことがあります。他方、都倉大使は、ハンガリーと由緒のある著名な指揮者の小林研一郎氏と、交流された由です。

山形県遊佐(ゆざ)町と、ハンガリー・ソルノク市との姉妹都市間の国際交流

遊佐町発行の広報誌に、表題のテ―マが掲載されていますので、転載させて頂きます。コロナ禍にもかかわらず、「オンライン・ミーティング」をされるなど、活発な交流をされています。

1,遊佐町とソルノク市間のオンライン・ミーティング
(1)2月10日、国際交流の一環として、ソルノク市と初のオンライン・ミーティングを行いました。ソルノク市長、遊佐町長、日本・ハンガリー友好協会より、高橋良彰氏、佐藤秀彰氏が参加し、コロナ禍における双方の近況報告や、最近の話題、今後の交流について、話しあいました。
(2)また、「クリスマス・ギフトを贈ろう!」企画についても触れ、サライ市長からは、「見たことのない素晴らしいもので、たくさんの人の手によって、作られたことが見て分かりました。改めて皆さんに、感謝します」とお礼の言葉が、述べられました。

2、ソルノク市へのクリスマス・ギフト
(1)昨年、10月に製作を開始した「ソルノク市へのクリスマス・ギフト”千羽鶴”」が無事完成し、メッセージとともに、「ソルノク市役所」、及び「ヤ―ス・ナジクン・ソルノク県庁」へ贈りました。
(2)折鶴は、過去の派遣団員や、小中高生、国際交流者等、あわせて約80名もの皆さんから製作頂き、2種類の千羽鶴を作ることが出来ました。沢山のご協力ありがとうございました。

3,遊佐町・ハンガリー交流展の開催
(1)日時:3月13日〈土〉~28日〈日)、午前9時―午後9時
(2)会場:遊佐町生涯学習センター3階展示室
(3)内容:写真で体験するハンガリー派遣行程、交流の足跡等、ソルノク市長・ソルノク県知事からのクリスマス・ギフトへのお返事などを展示します。
(4)照会先:遊佐町企画課企画係 電話0234-72-4523、NPO法人いなか暮らし遊佐意見広場
電話0234-43-6941

天皇陛下お誕生日に際する大鷹正人駐ハンガリー日本国大使のメッセージ

在ハンガリー日本国大使館のホームページによりますと、2月23日の天皇陛下のお誕生日に際する大鷹駐ハンガリー大使の次のメッセージが掲載されていますので、転載させて頂きます。メッセージの中では、令和時代に入ってからの日本とハンガリー間の主な出来事についても、言及されています。なお、メッセージの中のV4(ヴィシェグラード4か国)は、外務省のホームページによりますと、次の通りです。「ヴィシェグラード4か国(V4)は、1991年2月、ハンガリーの北部のヴィシェグラード(Visegrad)において、チェコスロバキア〈当時〉、ポーランド、ハンガリーの大統領によって、3か国の友好と協力を進めるために、発足した協力の枠組みです。1993年1月のチェコスロバキア分離に伴い、4か国で構成されることになりました。年1回の公式首脳会合の他、議長国が策定する行動計画の下、大統領、首相、外相、専門家レベルで各種会合が開催されています。」

「2月23日の天皇陛下のお誕生日に際し、お祝いの御言葉を申し上げます。

天皇陛下のご即位による令和の時代は、日本・ハンガリー両国の外交関係開設150周年という喜ばしい年に幕を開けました。その年、2019年には、佳子内親王殿下が、同周年を祝すために、初の公式外国訪問先として、ハンガリーをご訪問され、両国は友好ムード一杯に包まれました。

令和の2年目、昨2020年は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、世界全体が試練の年となりましたが、そうした中でも、日本・ハンガリー両国は、日本がハンガリーにアビガンを供与し、ハンガリーが日本人ビジネス関係者に対し、入国規制の特別緩和を行う等、その友好と協力の絆をしっかりと守り、育んだと思います。御即位3年目となる2021年は、日本では東京オリンピック・パラリンピック開催、また、ここハンガリーでは、V4発足30周年という両国にとって、飛躍の年となります。

天皇陛下のお誕生日を迎えた本日、両国の友好関係が引き続き発展し、両国国民がこれからも変わらず、深く
尊敬しあっていくことを心より祈念しっつ、祝意メッセーを添えさせて頂きます。」


ハンガリーの3月1日現在のコロナ・ウイルス感染者数等(在ブダペスト盛田常夫元法政大学教授からの情報)

盛田元教授から、表題の情報を頂きましたので、お知らせします。
1、ヨーロッパのコロナ状況は、第3波に入ったと言われています。ハンガリーでも、一時期の低減傾向から、再び感染者の上昇が始まっています。幸い、死者の数に大きな変動はありませんが、感染者の数が、ここに来て、急激に増えています。

2,3月1日の報告では、1日の新規感染者数が4,326人、死亡者が84名(累計15,058人)、病院で治療を受けている患者が5,679人、人工呼吸器装置の患者が、537人となっています。ハンガリーの人口は、ほぼ東京と同じで、日本の人口の10分の1という比較で考えると、相対的に、かなりの数だと言えます。

3、ハンガリー政府は、ワクチン接種が進まないとの状況は、変化しないとしており、中国ワクチン接種のキャンペーンを始めています。すでに、今週から中国ワクチンの接種が始まっています。ただし、接種はインターネットで登録人たちだけに行われ、現在の登録数は、300万人には、到達しないと思われています。そのため、オルバーン首相や、大統領が積極的に、中国ワクチンの接種を受け、国民に接種を受けるように、アピールしています。しかし、接種に慎重な人々が多く、特に中国ワクチンには、懐疑的な人が多いのが、現状です。政府は、「左翼が中国ワクチン反対のキャンペーンを張って、国民の命を犠牲にしている」と、国営テレビで連日、野党=左翼という図式で、攻撃しています。基本的にワクチンの種類を選択することは、できません。もし中国ワクチンの接種を断った場合には、順番待ちの最終尾に回されることになります。ただし、65歳以上の基礎疾患のある高齢者には、Pfizerワクチンを打つという暗黙のルールがあるようです。

4、ハンガリーの体制転換から、30年を経て、社会主義時代から続いてきた医師や看護師へのチップが、廃止されることは歓迎されるべきことですが、他方で、医師の兼業が厳しく制限されるので、多くの医師や、看護師が公的病院を離れるのではないかと、危惧されています。コロナ禍の中、ハンガリーは、難しい時代を迎えています。