ハンガリー出身で、米国の数学、物理学者で、電子計算機の父ジョン・フォン・ノイマンの伝記のご案内

ハンガリー出身で、米国の数学・物理学者で電子計算機の父、人類最高の知性と言われているジョン・フォン・ノイマン(1903-1957年)の伝記「フォン・ノイマンの生涯」、ノーマン・マクレイ著、ちくま学芸文庫マー50-1が出版されましたので、ご案内します。以前に朝日新聞社より出版されていた本の文庫版です。ノイマンの詳細については、ネットのWikipediaをご参照下さい.

パラノビチ・ノルバート駐日ハンガリー大使のツイッターのご案内

スマホで、「ハンガリー大使ツイッター」を検索しますと、最新のパラノビチ駐日ハンガリー大使の画面が現れ、簡単に読むことが出来ます。そこで紹介されているリンクから、ハンガリーについての話題や、様々な文化的な情報も、得られます。
パラノビチ・ノルバート駐日ハンガリー大使@HUNBASSADORを、アクセスしてみて下さい。
大使のツイッターは、パソコンでも、閲覧出来ます。

ファイザー社のコロナ・ワクチンの開発に貢献したハンガリー出身で、米国在住のカタリン・カリコ博士〈朝日新聞からの転載)

ハンガリー出身の生化学者で、ファイザー社のコロナ・ワクチンの開発に貢献したカタリン・カリコ博士(女性、66歳、米国在住)について、3月26日付の朝日新聞が、一面の「天声人語」欄で、記述していますので、下記に転載させて頂きます。なお、表題につきましては、当協会のホームページにも、関連情報が記載されていますので、御参照下さい。又、在ブダペストの盛田常夫元法政大学教授によりますと、ハンガリーでは、カリコ博士については、週刊誌的な取り上げ方はせず、時折、インタビュ-記事が掲載される由です。

1,新型コロナウイルスのワクチンの源流をたどると、テディベアがある。おかしなことを言うようだが、それが開発に貢献したカタリン・カリコ博士の物語だ。東欧ハンガリーの若手研究者だった1985年、「鉄のカーテン」を越え米国へ渡ることを決めた。
2、米CNNなどによると、車を売って手にしたお金をクマのぬいぐるみの中に隠し、夫と娘の3人で出国した。ウイルスそのものを使わずにワクチンを作るmRNA(メッセンジャーRNA)の研究を続けるために大学に籍を置いたが、道は険しかった。
3、従来型のワクチンはウイルスを鶏の卵で増やして作る。mRNAはウイルスの遺伝情報だけを使うので、短期間でワクチンができると考えられた。しかし、成功の可能性は低いと見る人は多く、助成金を申請しても却下され続けたという。
4、「普通なら、さよならと言って去るところだ」とカリコ博士は後に語ったが、その時は決して諦めなかった。やがて同僚の研究者とともに、有効な方法を開発する。それがファイザー社などのコロナワクチンの基礎になった。
5,コロナの感染拡大の当初、有効なワクチンは簡単にはできないと見る専門家は少なくなかったが、悲観論は覆えされた。接種の進むイスラエルや英国などでは効果が出ている。日本でも、来月にも高齢者への接種が始まる。
6、「”研究は君にとって娯楽だね”といつも夫から言われる」とカリコ博士は米メディアに語っている。情熱とアイデアが、医学を前に進めている。

ハンガリーのコロナ感染状況(4月1日現在)、及びハンガリーの周辺国の状況(在ブダペスト盛田常夫元法政大学教授からの情報、その2,)

I、ワクチン接種の現状
1、接種を希望しない教職員は、学校構内への立ち入りが禁止になる可能性があるが、実際どうするのか、現在まで政府の方針は、決められていない。ワクチンへの疑念がある人だけでなく、リモート授業が楽だという教員が、接種を受けないというケースも見受けられる(別荘地から、リモート授業している教員のケース)。
2、先週末には、緊急措置として、妊娠中期以降の妊婦への接種(希望者)が行われた。ファイザー製と、モデルナ製のワクチンが使用された。
2回目のワクチン接種は出産後、6週間を経過した後となる。
3、ワクチン接種は接種希望者で、政府のホームページでの登録を終えた人々だけが、対象になる。希望者で接種を受けていない人の数は、100万人で、4月中には、希望者全員の接種が終わると考えられる。ちなみに筆者〈盛田元教授)はやや遅れて、2月中旬に接種登録を行った、3月中旬になって、スプートニク(ロシア製)の接種ができるという連絡(メール及びSMS)を受けたが、これを断った。かなり後回しにされると思ったが、10日ほどして、地区の診療所医師からファイザーの接種が予定されていると連絡があり、その後、メールと電話で,接種場所と時間の指定を受けた。
4,ハンガリーでは、健康保険証番号を通して、全てのデータ追跡が行われている。既往症も病院の診断歴もすべて、医師が保険証番号にアクセスすれば、開示される。保険掛け金の滞りがあれば、診療や、薬剤の提供が自動的に停止されるようになっている(コロナの接種だけは、被保険資格を失っても可能)。また、薬剤の購入は保険証番号を薬局で示すだけで可能になる。医師はクラウドに処方箋をアップロードするだけであ
る。病院現場でのサービスは良くないが、データの電子化と、それを使ったサービスは、かなり進んでいる。
5,筆者〈盛田元教授)の接種場所は、センメルワイス医科大学心臓病病院(ブダペスト12区)で、接種指定時間付近には、常に10-15名ほどの行列ができていたが、医科大学生などの学生が次々と人々を案内し、10分程度の待ち時間で接種を受けた。当日は、妊婦への臨時接種が開始されたこともあって、若い女性が多数接種を待っていた。接種後は特に指示がなく、直ぐに帰途に就いた。
6,1回目の接種をうけた人々に、順次プラスチック製の接種証明カードが送られているが、ワクチンのタイプは記されていない。とりあえず、ハンガリー政府が発行するものだが、EU基準が導入されれば、新たなカードの発行が必要となろう。

II、ハンガリーの周辺国の状況
1、先週末、セルビアでは、予約なしで、無料で接種が受けられることを宣言した。しかも、外国人も受けられるというので、周辺諸国からの外国人がセルビアの接種アポイントの行列する光景がテレビで、放映された。ファイザー製のワクチンが接種されていた。
2、チェコ政府は、ロシア製のワクチン導入を検討しているが、いまのところ、EU薬事局の許可のないワクチン接種を行わないと宣言している。
3、スロバキア政府は、ロシア製のスプートニクを輸入したが、閣内不一致で、首相が辞任することになり、事態は混迷している。スロバキアでは、昨年2度にわたって、国民の半数を動員した大規模なPCR検査と、抗体検査が行われ、高く評価されたが、感染拡大が止まらず、いったい
あの検査が何だったのかという問題が発生している。治療薬がない現状で、検査を行うだけでは、何の解決にもならないことが、明確になった。
4、オーストリア首相は、EUのワクチン輸入が遅れていることを批判しており、Sputnik輸入の検討を始めた。
5、以上のように、欧州では、感染拡大が止まらず、経済活動の停止による損失が大きいので、ワクチン接種の拡大によって、経済活動再開を速めるという方向が追及されている。

ハンガリーのコロナ感染状況(その1)(4月1日現在、在ブダペスト盛田常夫元法政大学教授からの情報)

1,感染状況
4月1日のハンガリー政府の発表によれば、過去24時間の新規感染者数は9,288名で、死者は258名(累計死者は20,995名〉、病院での治療者は12,062人、うち人口呼吸器装着者は1,512名となっている。感染者、死者、重症者数の増加傾向が止まってっいない。ハンガリーの人口呼吸器数は、2,300台前後と言われており、重症者の数の増加を止めることが、緊急の課題になっている。
2、新規感染の構成者の構成
これまで感染した人は、およそ66万人で、回復者(死者)を除く現在の実効感染者数は、23万人となっている。新規感染者の年齢構成は、以下の通り。(1)新規感染者の平均年齢は、45,7歳。(2)30-39歳が15%。(3)40-49歳が23%。(4)50-59歳が17%。
3,学校再開の条件
最近の特徴は、英国変異株による感染がほとんどで、若い年齢層の感染者が増えている。若い感染者から、家族構成への感染が多く見られる。学校や、大学が休校となる中、若い人々は、個別に集まり、感染を増やしている考えられる。政府は、4月19日の学校再開を目指しており、その後に、店舗の再開を予定している。学校再開のために、4月1日から教職員への特別接種を開始した。
4、ワクチン接種の現状
これまで1回目のワクチン接種を終えた人は、200万人を超え、うち80万人弱が、2回目の接種を終えている。接種率は、20%と、EU内では最も高くなっている。ハンガリーでは、EUの薬事局が許可したワクチンだけでなく、ロシア製のスプートニクと、中国製のワクチンが、接種されている。ただし、中国製のワクチンの評判(イメージ)がよくなく、希望すれば、いつでも地区の診療所で、中国製のワクチンを受けられる状況になっている。4月19日の学校再開に向けて、4月1日より学校・幼稚園・保育園の教職員への特別接種が再開された。これまで、50名の学校教職員が死亡したと、公表されており、教職員へのワクチン接種によって、児童・生徒・学生を介した感染を防ぐために、ファイザー製のワクチンが摂種される。今週一杯で、教職員の接種が終わる予定。この接種も希望者のみへの接種になるが、全職員の4分3が、接種を希望している。