ハンガリー国立大学医学部への日本人留学生(現在約470名以上留学)

1月8日付の朝日新聞に、「ハンガリー国立大学医学部、卒業生110名の勤務先、2021年9月入学生(第16期生)入学願書受付中」との見出しを付けた、ハンガリー医科大学事務局(〒163-1307 東京都新宿区西新宿6-5-1新宿アイランドタワー7F ,電話03-5321-6771  EーMail:info@hungarymedical.org ホームページwww.hungarymedical.org)の広告が掲載されています。この機会に、ハンガリー国立大学医学部について、日本人留学生の実績、医学部の授業、レベルの高いハンガリーの医学教育について、下記の通り、ご説明いたします。

1、ハンガリーの医学部の実績
(1)ハンガリーは、EUの加盟国であり、卒業と同時に取得できるハンガリーの医師免許は、EU圏内のすべての国で、通用します。もちろん、卒業後帰国して、日本の医師国家試験に、合格すれば、日本の医師免許も、取得できます。ハンガリー国立大学医学部への留学制度が始まって、今年で16年目を迎え、センメルワイス大学(ブダペスト)、セゲド大学、ペーチ大学、デブレツェン大学の4国立大学の医学部には、現在、約470名以上の日本人学生が在籍し、熱心に医学を学んでいます。
(2)2014年に第1期生が日本の医師国家試験に合格してから、現在までハンガリーの医学部を卒業し、日本で医師として働いている卒業生は、90名以上います。医師国家試験を合格した卒業生は、日本の各地の病院で、勤務しており、医療のグローバル化に対応できる優秀な人材あると多くの医療機関関係者の方々から、期待されています。

2、ハンガリーの医学部の授業は、すべて英語
(1)ハンガリーの医学部での講義や、試験はすべて英語で行われるため、英語や生物など、理科系科目に自信がない学生は、半年~1年間の予備コースで学んだ後、医学部に進学することができ、多くの日本人学生は、予備コースから入学しています。
(2)予備コースの入学審査は、英語、生物、化学(または物理)の筆記試験と面接試験ですが、学力以上に、「医師になりたい」という熱意とやる気、コミュニケーション能力など、人物重視の審査です。日本の医学部受験と比べ、容易に医学を学ぶ機会を得ることができます。
(3)今までは、医師の経験や、思い込みで治療が行われてきましたが、それでは間違いが起こる可能性があるので、これからは科学的根拠に基ずく医療の時代になりつつあります。科学的根拠とは、最新の臨床研究であり、その多くは、英語で書かれた論文ですので、英語で医学を学ぶことが今後、医師になる方々にとって、重要になります。
(4)外国人の急患に対応できるコミュニケーション能力を身に付けるため、また、国際学会はもちろん、国内で開催される学会も英語が共通語ですので、ハンガリーで、医学を英語で学ぶメリットは、大きくなると言えます。

3、レベルの高いハンガリーの医学教育
(1)ハンガリーの医学部は、日本の医学部と同じ6年制ですが、教養課程がなく、1年生から基礎医学の勉強が始まります。1~3年生では、基礎医学が中心のカリキュラムとなり、特に解剖学や生理学、病態生理学などは、難関科目ですので、日本の医学部と同様に、入学後は、勉強漬けの日々を覚悟しなければ、いけません。ただし、4年生からは、臨床医学が始まり、病棟に行き、患者を診て回る授業が中心になりますので、医師に近ずいていることを実感できるようになります。
(2)EUと日本のダブル・ライセンスを取得し、英語を駆使できる医師として、グローバルに活躍できることは、大きな魅力です。そのような将来像をモチベ―ションに、頑張る覚悟を持った人にこそ、海外医学部留学は、適した制度といえます。新たな医師への道として、これからの時代にふさわしい「希望にあふれる」選択肢ですので、一人でも多くの優秀な学生に、入学してもらいたいと願っています。

ハンガリーも関与する特別展示会「生と死のはざま―――ホロコ-ストとユダヤ人救済の物語」の開催、2021年1月19日~3月30日、ピースおおさか」(大阪)にて。

関西ハンガリー交流協会の中島裕司事務局長から、ハンガリーも関与している表題の特別展について、お知らせを頂きました。詳細は、次の通りです。

I、開催日程等
1、開催期間:2021年1月19日〈火〉~3月30日〈火)
2、開催場所:ピースおおさか1階特別展示室(大阪市中央区大阪城2-1、電話 06-6947-7208、http://www.peace.osaka.or.jp  最寄り駅 JR森ノ宮駅北出口、Osaka Metro森ノ駅1番出口)
3、開催時間:09:30~17:00(入館は16:30まで、月曜は休館)

II、共催者:
1、ピースおおさか大阪国際平和センター:大阪府民・市民と国内外との相互交流を深めることを通じて、大阪が世界の平和と繁栄に積極的に貢献することを目的として設立された公益財団法人。
2,ENRS(European Network Remembrance and Solidarity、記憶と連帯のネットワーク)
このネットワークは、ドイツ、ハンガリー、ポーランド、スロバキア、ルーマニア(2014年に加盟)の政府機関により設立。20世紀ヨーロッパにおける歴史の記憶と、文化の発展を支援することを目的として、展示会、出版物の発行、ワークショップ、研究訪問、会議に至るまで、幅広いプロジェクトを企画。今現在は、上記5か国に加え、他のヨーロッパ諸国も、オブザーバーなどとして参画。本部はポーランドのワルシャワ。

III、展示会の目的
第2次世界大戦中、ナチス・ドイツによる迫害で、多くのユダヤ人が犠牲となった。この迫害の中で、危険を冒しながらも、ユダヤ人に手を差し伸べた人々がいた。そのおかげで、生き残ることが出来たユダヤ人もいる。本展示では、12か国のヨーロッパの国々におけるユダヤ人の救済の物語を紹介している。これらの物語は、救済者と生存者がいかにして生き延びたかを、彼らが直面した歴史的背景を踏まえ、その勇気や、強く生きる意思を伝えている。展示の中には、杉原千畝(戦時中、リトアニア領事館に駐在、数千人のユダヤ難民に日本の通過ヴィザを発給し、その命を救った外交官)によって救われた人の証言も、含まれている。ホロコーストにおける救済者と生存者、両者の体験を通して、彼らが「生と死」の狭間にいた状況を感じ取ることで、戦争の悲惨さと平和の尊さを考える機会としたい。

IV、その他
1、展示会では、杉原千畝夫妻の写真等が展示されているほか、1月9日、16日、23日、30日の14:00より、会場で、加藤剛、秋吉久美子主演の杉原千畝の映画「命のビザ」が上映されます。残念ですが、個人は鑑賞できず、グループの方のみの由です。なお、65歳以上は、無料です。
2,開催者からのお願い:マスクは、必ずご着用下さい。体調不良の方は、お断りさせて頂きます。